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男の料理

特別な料理ではありません。安く、美味しく、そしてポイントだけはと思っています。人の味覚にはそれぞれの好みがあります。これは、この男の味覚なのですから、それぞれに細かい味の調節をするのが良いでしょう。ただ、間違いないのは料理好きな男は優しいのです…。(?)

大根と牛筋肉のカレー

 料理は自分が食べるものではなく、誰かに食べてもらうために作るものなのだと思う。
男で料理を作ることの好きな人は、愛情が多く、やさしい人だと心得るべし。
料理を作るには優しくなければならない。いや、料理をつくることにより優しさや思いやりが生まれるのだ。

 池袋で仕事の打ち合わせの後、タイ料理レストランでたべたココナッツミルクの効いたカレーには大根が入っていた。これはうまい!! 大根とココナッツミルクとは本当に相性が良いと思っていた。
私の長男は野菜嫌いで、野菜の煮物などを叱りながら食べさせると、吐きそうな涙目になって頑張るが、そんな彼もおでんの大根だけはよく食べる。
あるとき子供たちにカレーをつくるとき、池袋のタイレストランでのカレーに大根が入っていたのを思い出し、日本風のカレーに大根を入れたらどうかと思い、賽の目に切った大根とひき肉のカレーを作ってみた。
「お父さん、うまい!」・・親指をたてて大満足、うれしいではないか。それ以降、我が家のカレーにはいろんな野菜に混じって必ず大根が入るようになった。大根はココナッツミルクと相性が良いと思っていたが、カレーと相性が良かったのだ。

 ここでは大人向けにちょっと辛めの大根と牛筋のカレーを作ろう。
大根は乱切り、牛筋は一口大に切る。ジャガイモは小ぶりのものを良く洗って半分に切り、エノキも入れよう。その他の野菜はお好みでいれてほしい。

(ここがポイント)材料は炒めずにすべて鍋に入れ、水から中火でゆっくりと煮る。
最初に緩やかに煮て行くとジャガイモがあまり煮崩れしない。牛筋からはよくアクが出るので、沸騰し始めたらアクをよくとる。

 大根に透明感が出てきたら市販の辛口ルーを入れる。激辛の好きなひとはさらに市販のハバネロ粉唐辛子を5降りぐらい入れる(辛れー!!)。2、3分煮たら火を止め大根にカレーの味がしみるように30分〜1時間冷ます。食べる前に再度温めなおしてどうぞ。

カレーにもダイビングにも大根(ダイビングコンピュータ)は必需品! あれ?どっかで聞いたな。

ほんと簡単でうまいんだから


2007/8/6


冷やし大根粥

料理は自分が食べるものではなく、誰かに食べてもらうために作るものなのだと思う。
男で料理を作ることの好きな人は、愛情が多く、やさしい人だと心得るべし。
料理を作るには優しくなければならない。いや、料理をつくることにより優しさや思いやりが生まれるのだ。

私の料理の根本には親父に作ってもらったもののアレンジが多い。骨太で身体のがっちりした、世間的には亭主関白な親父であったが、母が病気のときや外出しているときなど、畑にある野菜や魚などで簡単に母と違った不細工料理を作ってくれたが、これが本当にうまいのである。
海で育っていながら魚もさばけないのはお前の恥だとばかりに魚のさばき方を教えながら、料理人でもない親父が言った言葉を思い出す。
「魚にはそれぞれ違った旨みがあるし、新鮮な魚は表面のうろことぬめりをキチンと取れば臭みなどない。魚の旨みを味わいたいなら合わせた調味料が沸騰したところに魚を入れろ。貝などからでた旨みを出しと一緒に味わいたいなら水から入れろ。」

魚の煮方には関東のように醤油やみりんで甘辛く煮る方法、人によっては合わせた調味料に魚を入れてから火にかける方法があるが、魚にかぶるほどのたっぷりのダシで薄口醤油と塩で煮るのが親父のやり方だった。ウマヅラハギなどを煮る時はタカノツメを5,6本入れて少しピリっとしたアクセントを加えていた。
煮魚についてはまたの機会にということで、冷やし大根粥に移ろう。

大根粥はやはり親父が時々バリエーションを変えて作ってくれたが、私は夏の暑い時期に冷やしたり、トッピングを加えてアレンジして食べている。
大根は葉に近いところより先の白いところ半分ぐらいを使う。作る量ににもよるが大根の量はあまり少なすぎては大根粥ではなくなってしまう。おおざっぱだが、どんぶり1杯のご飯には大根もどんぶり1杯、そう半々ぐらいが私は好きだが、いままで作って人に食してもらった時、大根はこの半分くらいがいいかな、と言われたこともある。まあその割合は私はいい加減、あなた方は良い加減でお願いしたい。
どんぶり2杯のダシなら、酒大匙-2杯、薄口醤油大匙-2杯を加え1センチ角に賽の目に切った大根を入れ、火にかけて煮る。沸騰するまで強火、その後は弱火にし、なべの蓋をして火が通るまで煮る。

ここがポイント:火が通って透明感が出てきたら火からおろし冷ます。冷ますことによって大根にだし汁の旨みがしみこんでいく。

 冷めてダシの十分吸った大根を再び火にかけ沸騰したらご飯を入れる。ご飯を入れて火を弱火にして表面に1センチ程度のダシが浮いているようならいいが、ご飯が多すぎる場合は水を足し、ご飯が少ないようならもう少しご飯を足す。5〜6分煮て火を止めて冷ます。冷めていく間にご飯が汁を吸って表面に汁気がなくなるのが理想だが、多少ゆるくてもそれはそれでまたいい。自然に冷めたら鍋ごと冷蔵庫に入れるか、大きな器に分けて冷蔵庫に入れよく冷やす。
葱は白いところを白髪葱にし、食べる直前にノリの佃煮とあえる。
 冷えひえの大根粥をたっぷりどんぶりに入れ、ノリの佃煮であえた葱を乗っけて出来上がり。暑い身体に大根の旨みとノリの佃煮の塩気、白髪葱の口当たりがとってもさわやかで最高。これをベースに、白髪葱にゴマ油を振り、ザアサイと合わせると中華風になるし、温泉卵を乗っけたりしてもいいかもね。

 私がダイビングにのめりこんだ学生時代はダイコンはなかったが、これからのダイバーには大根(ダイビングコンピューター)は必需品。
ほんと簡単で美味いんだから。


2006/6/19


マグロあらの煮付け

料理は自分が食べるものではなく、誰かに食べてもらうために作るものなのだと思う。
男で料理を作ることの好きな人は、愛情が多く、やさしい人だと心得るべし。
料理を作るには優しくなければならない。いや、料理をつくることにより優しさや思いやりが生まれるのだ。

最近ではどこのスーパーや百貨店の食品売り場でもマグロの刺身を置いてないところはない。それにともなって「マグロのあら」も安く置いてある。今回の料理で一番肝心なのは「マグロのあら」の選び方である。それができればもう料理は終わったも同然である。

マグロもいろいろ種類があるが、キハダマグロ、ビンナガマグロはアブラの乗りが少なく淡白で今回の料理にはインパクトがない。バチマグロ、ホンマグロ(クロマグロ)は身の赤みが濃く、身そのものの旨みが多いので、やはりバチマグロと書いてある「マグロのあら」がいい。
「マグロのあら」も真っ赤な血合いのところや白い筋のところがあるが、今回は白い筋が多く入っているパックを選んでほしい。
買ってきたパックには筋のところだけならいいがまず殆どは血合いの部位も入っているはずである。まず全部を流水できれいに血を洗い流し、筋と血合いに分けそれぞれを一口大に切って別のビニール袋にいれ、筋の方には葱2本を3センチぐらいのぶつ切りにしたものと一片の生姜を薄くスライスしたものを入れる。血合いのほうにはたっぷりのワサビあるいは擂ったニンニクを入れる。そして、各々に酒と薄口醤油をほぼ同僚にいれ、ビニール袋を振って全部にいきわたるように混ぜる。入れる量であるが、入れすぎるとショッぱくなるので注意してほしいが、毛細管現象でビニール袋の空気をぬいてほぼ全部に醤油が回る状態であればOK。それぞれをビニール袋で密封した状態で半日から1日漬け込んでおけば下ごしらえ終了である。簡単でしょ。

血合いのほうは漬け込みが終わったらフライパンでバター焼きにしてもいいが、針金や糸に通して半日ぐらい陰干しにしてから炙って食べると酒の肴にバッチリである。ぷりぷりとした血合いのホクホクの中にワサビのほんのりとした辛味、或いはニンニクの旨みがひろがり、血合いの持つ独特の臭みはやはり旨みだと感じさせてくれる。

筋のほうはコンブを敷いた鍋に葱も生姜もそのまま入れ、ひたひたの水と少量の砂糖を加えて火にかける。沸騰したら味を見て、あまり薄ければ醤油や酒を加えてもよいが、普通の煮魚のように濃くしては行けない。スープそのものを飲める状態がよい。一晩つけておいたので「あら」そのものには思った以上に味が付いている。葱がぐったりと汁をすって透明になれば出来上がり。

マグロの筋がぷりぷりとなんともいえぬ歯ごたえと旨みで、葱も生姜も抜群のアクセントである。子供にはアツアツのご飯にたっぷりのスープと一緒にのせてマグロあら丼ツユダクでどうぞ。
「マグロのあら」がこんなにうまいなんて「あら不思議」。
ほんと簡単で旨いんだから。


2005/5/19


鯛のサラダ

料理は自分が食べるものではなく、誰かに食べてもらうために作るものなのだと思う。
男で料理を作ることの好きな人は、愛情が多く、やさしい人だと心得るべし。
料理を作るには優しくなければならない。いや、料理をつくることにより優しさや思いやりが生まれるのだ。

魚の養殖技術が進むにつれていろんな養殖魚が出回っている。ヒラメ、マアジ、カンパチ、シマアジ、ハマチ、最近はトラフグ、クロマグロなども養殖されているが、マダイはその中でも代表的なものである。

できれば天然のものが良いが、現状の市場状況を鑑みれば養殖のものでも仕方ない。ただ、養殖にしても、やはり春4月から5月初旬の産卵前のタイ、あるいは産卵後の身体が回復して食欲旺盛になってきた9月後半から10月のタイが旬でうまい。
スーパーなどで柵で売っていれば柵を買ってきてほしいが、1尾売りの場合は三枚におろしてもらい、皮をひき、柵にしてもらってほしい。刺身の状態で売っているものはあまり進められない。

タイは薄く削ぎ切りにし、深めの器に入れ薄口醤油が全部に絡むようにふりかけ、酒大匙一杯をかけた後良くかき混ぜて1〜2時間おく。

長ネギは2本から3本分の白い部分を3センチほどの長さに切り、芯を除いて細切りにし、水にさらして白髪ねぎにする。ネギの芯と緑の部分はタイのあらと煮たり、吸い物にすると良い。
レタスは1個を千切りにし、やはり水にさらしてしゃっきりさせて水切りする。
材料はこれくらいで十分なのだが、水菜や貝割れ菜などを加えても良い。私ごのみにこだわるなら、キノコのエリンギを細く手で裂き網で焼くか、フライパンで乾煎りし、火を通して加えると歯ごたえの食感が良い。

タイ以外の材料をボールに入れて混ぜ大きめの皿に盛る。
材料の量にも因るのだが、大匙3倍程度の胡麻油をフライパンに入れ火にかける。軽く煙が上がるくらいになったら皿の材料にかける。
タイを野菜の上にのせ、酢と薄口醤油を1:1程度にあわせたものをかけて食べる直前に混ぜ合わせてどうぞ。酢の加減は各人の好みだから、酢の量を控えてレモン汁を入れたり出し汁で薄めたりして調節してほしいが、ちょっと濃い目の割合を少量かけたほうが野菜から出た水分と合わさってちょうど良くなると思います。辛味の好きな人は、生唐辛子をみじん切りにして加えてどうぞ。
一度食べたら、また食べタイ、自分もつくりタイ、と思うのは間違いタイ、いや間違いない。
ほんと簡単で美味しいんだから。

2004/8/19


カツオドレッシング

料理は自分が食べるものではなく、誰かに食べてもらうために作るものなのだと思う。
男で料理を作ることの好きな人は、愛情が多く、やさしい人だと心得るべし。
料理を作るには優しくなければならない。いや、料理をつくることにより優しさや思いやりが生まれるのだ。

我が社は環境調査の仕事をしている関係でいろいろな会社とお付き合いさせて貰っていますが、この中にも食べることが好きなゆえに料理の上手な人が沢山いるのですね。特にこわもての一見やくざ風に見える人がなんでこんなに繊細なの?と思えるほど料理が上手だったりして驚きです。NUSの光昭さん、新潟の馬場ちゃん、原ポンこと原田氏などのコワモテの中に不思議に環境調査の玉三郎こと、この私が混じっているのですね。
日本NUSという会社はよく我が社に仕事を発注してくれるほんとに良い会社なのですが、(仕事を貰っているうちは誉めとこうっと)そこに名前で呼んでいるのですが通称光昭さん(蔭では光っちゃん)というコワモテやさしき人がいます。今回は光っちゃんが三崎からマグロ調査に出かけたときに、漁師さんの家で食べさせて貰ったカツオのドレッシングかけが最高にうまかったとのことで、レシピを聞き出し私にも勧めてくれたものです。

まずドレッシングですが、いろんなサラダにも合うそうで多めに作ってストックしておくと便利ということなので大量の割合で表示しますが、この割合で各量を増減して作る量を決めてください。

・サラダ油(あるいはキャノラー油):800cc
・醤油:400cc
・ポン酢またはユズ酢:50cc
・レモン汁:1個分
・ショウガ:2片程度をすりおろしたもの
・ニンニク:1株をすりおろしたもの
・化学調味料(私たちは入れません)
以上を混ぜ合わせ2〜3日置くとニンニクの辛味のトゲがなくなりまろやかになります。
もう少し酢が利いたほうがよければ、米酢を足したり、辛味の欲しい人はタカノツメを入れたりしてもいいかもね。たっぷりのニンニクとショウガが味噌だと思うのですが、いや味噌はいれませんが、なんせ野菜サラダなどにもバッチリということで光っちゃんちでは2リットルの油で作って空ペットボトルに分注して冷蔵庫に保存しているそうです。

このドレッシングをかけてカツオを食べるわけですが、やはりサラダ感覚なのでたっぷりのタマネギのスライスを水にさらしたものを下にしいて、その上にカツオの刺身あるいはタタキを並べ、たっぷりのドレッシングをかけてガサガサと食うとほんとにうまいです。
私の友人にはほうれん草を洗わないで炒めて砂ごとジャリジャリと食べたりして、こだわりの無いことをこだわりにしている人がいますが、そんな関西人がいたなら、タマネギを水にさらしたりすると、「なに さ・ら・し・て けつかんねん」なんて怒る人もいるでしょうが、やはり生で食べる場合はタマネギは水にさらしたほうが良いでしょう。
学生時代にバイトで入った金で酒を買い、友人の家に悠々と自慢そうに酒をぶら下げていったのはいいのですが、つまみが無く、たまたまあったタマネギを7個ぐらいスライスし、水にさらすのももどかしくてスライスしたそのままに鰹節と醤油をかけてつまみにしたのです。食って飲んでいるうちはほんとに旨かったのですが、次の日、なぜか気分が悪く吐いてしまいました。それは一目でタマネギのアクとわかるようなものがたっぷりで、それが出たとたん気分が壮快になったのです。
カツオにはタマネギが合うようなので、今回のたっぷりのタマネギは十分水にさらしてください。他に加えるなら、タマネギの上にのせたカツオの上にカイワレをたっぷりとのせてもまた良いと思いますよ。

光っちゃんはカツオを1尾買い、血合いの部分は半分を湯通しして愛犬が食べ、後の半分は味噌タタキにして食べるそうです。カツオの血合いと同量の味噌、あおじそ、すりおろしたショウガ(適量)を混ぜて包丁でたたいてなじませると酒のつまみに最高だそうです。人間の食べるものを食べる愛犬が贅沢なのか、愛犬の食べるものを光っちゃんが横取りしているのかはわかりませんが、魚を全部旨く食べるのはいい事ですよね。ぜひお試しあれ!

ほんと簡単で旨いんだから。

2004/6/2


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